2020/04/30
人は「権威」や「専門家」の意見を信じてしまうものです。
社会的地位がある人、専門家、有名人…
こんな肩書きがあれば、どういう人かわからなくても、
信用されてしまうということです。
我々のよく知る「プラシーボ効果」は
医師、歯科医師、薬剤師などの専門家が
「効果がある」と言うことで成り立つものです。
ただのオッサンが「効果がある」と言っても、
「プラシーボ効果」はほとんど発揮されないわけです。
他にも例えば、テレビで
「空き巣に入られないための防犯対策」のような番組があると
その防犯対策について語るのは、警察OBなどの「専門家」もしくは、
「かつて空き巣に手を染めていた人」です。
防犯オタクの一般サラリーマンが語ることはありません。
このような細かい1つ1つのことにまで
この『権威性』というものは利用・活用されているのです。
そもそも我々は歯科医師ですから、
一般の方々に比べれば権威性は十分に高いと言えます。
そうは言っても、これだけ歯科医師や歯科医院が増えてしまうと
歯科医師の存在自体が一般化してしまうので
その権威性も以前より低くなっています。
この状況を打破する施策はないものでしょうか…
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
歯科医院、クリニックの集患・経営コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
権威に対して弱くなってしまうという心理作用は
人種や民族、文化を問わず、
それなりの民度のある暮らしをしている人々には
必ずと言っていいほど働きます。
中でも、我々日本人は「権威に非常に弱い」と言われています。
あなたにはそんな自覚はないと思いますが
世界標準からすれば『日本人は権威にひどく弱い』のです。
これは我々日本人の特質が権威性への弱さを
後押しする形になっているからです。
まずはこの点を理解しなくては
自らが「権威性」を活用する側に回ることはできません。