2020/04/30
以前から、歯科医院における人材不足、
中でも歯科衛生士不足は声だかに叫ばれてきた感があります。
ここ最近では日本経済の不況感が底を打った様な空気感もあって
勤務歯科医師不足や分院長不足もよく耳にするようになりました。
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
歯科医院、クリニックの集患・経営コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
資本主義経済の原則が働くところなら
需要が高まれば価格も上昇しますし、逆ならば下がります。
人手不足は仕事量の増加等により働き手の需要が高まっているのに、
労働市場に人材が枯渇することで生じますから
人材の価格≒賃金も上昇傾向にあります。
バブル崩壊後の賃金低迷傾向に歯止めがかかっただけで
本格的な上昇はこれからという見方もありますが、
地域性や競合歯科医院の動向などに大きな差があるため
それぞれの院長によって実態はまちまちというところになります。
勤務歯科医師の賃金はバブル景気の時代(1980年代)には、
日給5万円以上という実例もあったようですが、
一時は半分程度まで下落していましが・・・
大都市のベッドタウンで開業されて8年のK先生は
勤務医の確保に悩まれていました。
特に昨今では歯科医院の業績が伸び悩んだままであるのに
勤務医の賃金がじわじわ上がってきており、
「勤務医を確保しようとすると赤字になるのでは?」と
今後が心配になって私のところへ相談においでになりました。