2020/04/30
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
小さな歯科医院、クリニックの集患コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
本来、経営は大局的に推し進めていくものです。
ですから、景気や金利、為替の動向などには
常に注意を払ってしかるべきです。
景気は患者の財布の紐の硬さを変えますし、
金利は借入金の毎月の返済額に関わってきますから
歯科医院の院長にもそれなりに注目されてきました。
為替に関しては海外旅行の際に気になる程度でしたが。
近年では研修やセミナーなどを海外で受講したり、
歯科材料を個人輸入するようなことも増えて
身近に感じられる場面も増えてきています。
もともと景気は循環するものですし、
金利や為替は様々な要因で上にも下にも動くものです。
何事においてもそうですが、
変化が大きい時には耳目も集まり
ニュースも増えるので嫌でも関心が高まります。
ところが、ダイナミックな動きが少ないと
話題にもならず、状況にも慣れてしまって
関心が薄れがちです。
ただ、2018年の初頭で
我々のような歯科医院の院長が実感しているのは
『勤務医、歯科衛生士、助手などのスタッフが
募集をしてもなかなか集まらない』という状況が
しばらく続いていることでしょう。
人手不足は歯科業界にとどまリマセン。
もはや日本国内どの業種においても労働力の確保は
大きな問題となっています。
国内企業全体としては
雇用の確保に力点を置きたい傾向に変化はありませんが
賃金のベースアップ要求が蓄積されていることも事実です。
賃金が上がれば消費の拡大にもつながりますので、
景気もそろそろ重い腰を上げそうな環境が
徐々に醸成されつつあるというところです。
今後、少なくとも東京オリンピックまでは
景気は上向きになると私は考えています。
どれだけのインパクトになるかはわかりませんが
これまでとは違った状況、違った対応が
必要になる場面が出てくる可能性があります。
これまで変化がなかったので関心は薄いかと思いますが
経営者としては時勢への対応の遅れは大きなリスクです。
今の時期だからこそ景気、為替、金利などが
景気が良くなったらどうなるのかを
軽〜く頭の中に入れて置きましょう。
公開は2018年7月17日まで