2020/04/30
あなたは届け出がなされている、
国内の歯科医師数や歯科診療所数をご存知でしょうか?
答えはこちら。
歯科医師は10万4,533 人(平成28年12月末現在)
歯科診療所数は6万8,597施設(平成30年11月末現在)です。
歯科医師数は平成31年春頃に
平成30年12月末の調査結果が公表されるはずなので
ちょっと古いのはご愛嬌です(笑)
歯科医師数の推移を鑑みると、公表される調査結果は
歯科医師数10万6千人〜7千人というところでしょう。
ここ最近では、2年間で1千人〜2千人増えている状況です。
一方、歯科診療所数は平成20年に
6万8千施設を初めて超えてからは横ばいから微増という状況です。
今後もしばらくは6万9千施設を挟んでの推移が続くでしょう。
では、患者数や、スタッフの採用環境を左右する
日本の総人口はどのような推移となっているかはいかがでしょう?
こちらは平成20年に1億2808万人でピークを打ってから減少に転じ、
平成30年7月末現在の日本の総人口は
1億2649万6千人(確定値)となっています。
ちなみに、平成30年の出生数は92万1千人で、
明治32年(1899)の統計開始以来の過去最少を更新し、
3年連続で100万人を割っています。
少子化に拍車がかかっており、
そうたやすく人口減少が止まらないことが、
如実に現れた結果となりました。
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
歯科医院、クリニックの集患・経営コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
歯科医師数や歯科診療所数は増えているにも関わらず、
患者の母数となる人口の減少が明らかですから、
歯科診療所一施設あたりの収益も、歯科医師1人あたりの収入も
減少傾向となるのが当然と言えば当然です。
実際に平成30年の患者数が前年同時期に比べて
減ったと回答した歯科医院は31.4%、減収も31.3%にのぼります。
(保団連歯科会員アンケート)
また、平成30年の歯科医院の倒産(法的整理)件数は23件で、
前年の10件を大きく上回って13件も増えました。
(帝国データバンク)
保険診療における歯科医療費は2兆9千億円程度で
国家予算的に大幅な増額は期待できませんから、
今後はこれ以上に経営環境は厳しくなることでしょう。
このように「マス」な数値を把握すれば、
現在のあなたが置かれている状況や、今後予想される状況が
それなりに高い精度で予測ができるのです。
では翻って、あなたの歯科医院の経営状況を示す数値や指標を
あなたは把握しているでしょうか?
予測に基づいて対処の施策を行なっているでしょうか?
公開は2019年7月2日まで