2020/04/30
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
小さな歯科医院、クリニックの集患コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
歯科の診療の特質上、院長先生は一旦治療に入ってしまうと
ほとんど周囲のことに目が行かなくなります。
極度の集中を求められる治療も多く、
外界の情報を完全に遮断した状態が続くこともあります。
その間の電話の応答や患者の問い合わせなどの返答などを
スタッフ任せにしている医院も多いことでしょう。
それが悪いことであるという気はありませんが、
そういう時のスタッフの言動などを
たまにでもチェックしたことがあるでしょうか。
特にチェックはしていなくても
スタッフ1人1人の働きぶりなどに注意を向け
必要に応じてアドバイスをしたり、励ましたり、
あるいは注意をしたりということを
普段から行なっているでしょうか。
昨今では歯科衛生士を含めたスタッフの採用は
相当厳しい状況になっています。
この人手不足の状況は他業種でも同じ。
2018年1月の有効求人倍率は
2.35倍と高水準をキープしたままです。
(有効求人倍率:求人数を就職希望者数で除したもの)
裏を返せばこの状況は、
あなたの歯科医院にスタッフが定着しにくく
かつ、離職しやすいということができます。
せっかく入職してくれたスタッフなら
(ましてや並以上のスペックであるなら)
長く安定して勤務してほしいものです。
中核都市のベッドタウンで開業して11年目というO先生は
慢性的な人手不足に悩まれていました。
コネやツテを使ったり、スタッフ募集を強化して
なんとか採用はできるものの
短期間で離職してしまうスタッフも多く
安定した医院運営とはなっていませんでした。
O先生なりに待遇を改善したり、
福利厚生を充実させたりしてきましたが、
なかなかうまくいきません。
やめる理由も結婚、出産や転居などの
退職もやむを得ないような理由ではなく、
なんだか曖昧な理由だったり
一身上の都合で押し通されたりで
スッキリしないことが多かったそうです。
何か悪いところがあるなら直したいが
どこが悪いのかもわからない、
なのでどうすべきかもわからない、
なんとかならないだろうか…
O先生はこのような感じで
私の元に相談に来られました。