2020/04/30
30年ほど前までは
歯科医院の院長は医院経営について
何も考える必要はありませんでした。
歯科医院は現在のおよそ半数しかない…
中規模都市でも商圏内に歯科医院は1つだけ…
そんなことは珍しくもなんともありませんでした。
しかも団塊の世代ジュニア達が
小学校低学年に在籍している状況です。
歯科医院を開設すれば
患者は黙っていても押し寄せたのです。
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
歯科医院、クリニックの集患・経営コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
さらに加えて、当時の日本は高度成長の最終局面、
バブル景気の真っ最中です。
患者の財布の紐はゆるいどころか、ないも同然でした。
こんな状況で求められるのは経営手法ではなく
歯科医師としての矜持や倫理観であったのも当然です。
その頃言われていたのは、
「歯科医療の研鑽に励んで技術を高めることが経営」
「お金は後から必ずついてくる」
「真面目に診療しさえすればそれでいい」
患者を集めるための特別な工夫をせずとも
患者が次から次に来院するなら
目の前の患者をいかに的確に治療するかに
精力を傾けることが正解です。
医療に貢献しているという
歯科医師としてのプライドも保たれます。
その頃に開業していた院長は
この世の春を味わったことでしょう。
しかし、状況は反転します。
相次いで増設された歯科大学や歯学部の卒業生が
歯科医師として世に出てき始めます。
公開は2020年3月11日まで